【ニュース】 道頓堀商店会など、地域・企業・観光客が一体となったクリーン活動を開始、ICTを活用した「スマートごみ箱」を同エリア内の10カ所に設置 大阪府大阪市

2023.11.17
道頓堀商店会(大阪市中央区、上山勝也会長)・株式社社JTB(東京都品川区、山北栄二郎社長)・NTTコミュニケーションズ株式会社(東京都千代田区、丸岡亨社長)・株式会社フォーステック(東京都千代田区、竹村陽平代表)・合同衛生株式会社(大阪市浪速区
、林博之社長)の5者は2023年11月16日、道頓堀商店会エリアで地域・企業・観光客が一体となったクリーン活動を開始した。

同取り組みでは、国内外から多くの観光客が訪れる2025年大阪・関西万博の開催に向け、世界に誇れるクリーンなまちづくりの実現を目指し、同エリアの地域課題となっている「ポイ捨てごみ」の削減対策として、ICTを活用したごみ箱(スマートごみ箱)を同エリア内の10カ所に設置するというもの。

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同エリアは、国内外から多くの観光客が訪れる大阪を代表する観光地で、街並みを散策しながら楽しめる「食べ歩き」が人気だが、商店街の道路にはごみ箱を設置しておらず、「ポイ捨てごみ」による景観の悪化や公衆衛生への対応が課題となっていた。

こうした中、2023年1月、クリーンな観光エリアの実現に向け、道頓堀商店会エリアの一角にスマートごみ箱を仮設置する実証実験が行われ、実証実験の結果、スマートごみ箱の設置エリアでの「ポイ捨てごみ」は、設置前と比較し、約4割の削減効果がみられたことから、本格設置に向けた検討を進めてきたという。

今回は、ごみが溢れない運営のあり方、蓄積したごみの回収方法などを検討し、同エリア内の10カ所にスマートごみ箱の設置を決定
、同活動の開始に至ったとしている。

スマートごみ箱の設置日は2023年11月16日。
設置場所は道頓堀商店会エリア メインストリート一帯(御堂筋~相合橋付近)の10カ所。

5者は今後も連携し、環境整備・クリーン活動の観光客への情報発信、観光客と一体となったクリーン活動イベント(予定)、スマートごみ箱を活用した観光マーケティング(IoTセンサー連携による人流把握・来訪者属性分析)などを予定しているという。