【ニュース】 コスト、国産材によるCLTパネルを福祉施設専用にパターンモデル化した新商品「木のIZANAI工法」をリリース 京都府京都市

2022.10.21
株式会社コスト(京都市中京区、中嶋一浩代表)はこのほど、国産材を使用したCLTパネルを福祉施設専用にパターンモデル化した新商品「木のIZANAI工法」をリリースした。

CLT(Cross Laminated Timber)は、欧米を中心にマンションや商業施設などの建築で普及している大判パネル。
同商品では、このCLTを、障がい者・高齢者福祉施設のユニット設計に準拠し、国内で初めてパターンモデル化することに成功したという。
遮熱・遮音・耐火・耐震に優れているうえ、工期・費用面でも合理的な木造建築工法だとしている。

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同商品のパターンモデルは、TYPE1とTYPE2の2種類。
TYPE1は障がい者向けのグループホーム(1ユニット6人計12人)で、木造CLT工法・地上2階建、延べ床面積341㎡。
TYPE2は高齢者向けグループホーム(1ユニット9人計18人)で、木造CLT工法・地上2階建、延べ床面積476㎡。

既に2つの社会福祉法人により、それぞれのタイプでグループホームを建築、住宅地に溶け込むシックな外観で、共同生活室(食堂)や各居室も木の香りが漂うぬくもりのある建物により、利用者にとって「単なる施設空間」ではなく「心安らぎくつろげる住まい」を実現したという。

なお同社では、福祉施設の建物管理維持から運営まで、管理者視点のきめ細やかなコンサルティングを行う。
さらに、CLTを活用した建築物への支援制度として、国や自治体が行う公的な補助金・助成金制度などに応募できる場合もあるとしている。