【ニュース】 NTTドコモ、つちうらMaaS推進協議会が3月3日~11日に実施する実証実験に参画、AIを活用したコミュニティバスを運行 茨城県土浦市

2021.01.27
株式会社NTTドコモ(東京都千代田区、井伊基之社長)は、つちうらMaaS推進協議会が3月3日~11日に土浦市新治地区で実施する「つちうらMaaS実証実験」に参画、AIを活用したコミュニティバスの実証実験を行う。

新治地区は、公共交通空白地域となっており、市街地へのアクセス手段の確保や、高齢者や学生など自動車を運転できない市民の交通手段の確保が課題となっていた。

同実証実験では、ドコモのオンデマンド乗合交通「AI運行バス®」のシステムを活用することで効率的な配車サービスを実現。
公共交通の空白地域での交通手段の確保に向け、より利便性の高い交通インフラの提供を目指す。

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同実証実験のAIコミュニティバスは、利用者がWEBサイトや電話で乗降場所と人数を予約することで、運行中のAIコミュニティバスがリアルタイムに配車される仕組み。
予約内容に応じて車両と運行経路をリアルタイムにAIが決定し、WEBサイト上に乗車予定時刻が表示される。
運行範囲は土浦市新治地区で、乗降場所は公共施設、商業施設、近隣の路線バスのバス停など29か所。
ワンボックス型車両2台を運行し、乗車料金は無料としている。
乗車時の本人確認は、NECソリューションイノベータ株式会社(東京都江東区、杉山清社長)が提供する顔認証システムを活用し、顔認証で行う。

なお同実証実験は、国土交通省による令和2年度日本版MaaS推進・支援事業「つちうらMaaS実証実験」の一環として実施。
茨城県内でドコモのオンデマンド乗合交通「AI運行バス®」のシステムを活用する事例は、同実証実験が3例目となる。