【ニュース】 JR九州、長崎駅の「新駅ビル」開発概要を発表、既存のアミュプラザ・ホテルを残し商業・ホテル・オフィス・駐車場等を複合開発 長崎県長崎市

2019.12.13
九州旅客鉄道株式会社(福岡市博多区、青柳俊彦社長)は12月12日、JR「長崎」駅周辺のまちづくりの拠点となる「新駅ビル」の開発概要を発表した。
同駅周辺では現在、2020年春の長崎本線の鉄道高架化や九州新幹線西九州ルートの建設など、都市基盤の整備が進行している。

同計画は、既存のアミュプラザとホテルは基本的に存置したうえで、新たな駅ビルを建設するというもの。
新駅ビルは商業・ホテル・オフィス・駐車場等の複合開発とし、在来線と新幹線の高架下を一体的に開発。
長崎の新たなランドマークを目指し、建物の高さは60mで計画、国際観光都市に相応しいデザインや照明(ライトアップ)等を行うという。

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新駅ビル上層フロアのホテルについては、マリオット・インターナショナルとの提携に向けて協議中で、従来のJR九州のホテルブランドより上位グレードとなるホテル運営を行う予定。
客室数は約200室、開業時期は2025年度(予定)。

新駅ビルの敷地面積は約1万8,000㎡(既存アミュプラザ部分を含めると約3万5,000㎡)、延床面積は約11万4,000㎡。
階数は地上13階建(高さ60mを予定)、用途は商業(延床面積約4万1,000㎡・地上1階~3階)、オフィス(延床面積約1万㎡・地上4階~6階)、駐車場(約1,300台・地上4階~6階)、ホテル(延床面積約2万㎡・地上7階~13階)。
高架下の延床面積は約4,000㎡、用途は商業(土産物販・飲食等)。

今後のスケジュール(予定)は、来春(2020年春)の長崎本線の高架化切替後に地上の軌道等の鉄道施設の撤去等を実施、それらの終了後、2021年春を目途に新駅ビルの工事を着工する。
新駅ビルのうち、商業と駐車場の一部とオフィス全体については、概ね2年間の工期を見込み、2023年春に開業予定。
ホテルを含めたグランドオープンは2025年度を予定している。