【ニュース】 広島市中央部商店街振興組合連合会と楽天、 駐車場シェアリングサービスを通じた地域活性化に関する連携協定を締結、広島市内の駐車環境を改善 広島県広島市

2017.10.23
広島市中央部商店街振興組合連合会(下村純一理事長)と楽天株式会社(東京都世田谷区、三木谷浩史会長兼社長)は10月20日、駐車場シェアリングサービス「楽天パーキング」を通じた地域活性化に関する連携協定を締結した。
同連合会は、広島市の中心街区に位置する12の商店街と8つの大型店で組織する連合会。

近年、広島市郊外では大型ショッピングセンターが相次いで開業しており、若い世代の夫婦・子育て世代の多くは車を利用して郊外に買い物に出かける傾向が見受けられるという。
この理由の一つとして、駐車場を探したり、割高な駐車場を利用したりしなければならない市内中心部に対し、郊外の商業施設は付属駐車場を容易に利用できる点が挙げらるとしている。
今回両者は、市内中心部周辺での駐車場シェアリングサービス活用により、駐車環境を改善することで、市内中心部の商店街や大型店に買い物客を呼び込み、地域社会の活性化を目指す。
20171023広島市本通り

同協定により、「楽天パーキング」では、同連合会が以前から運営している「広島市中央部駐車場システム」加盟の駐車場を、割安な料金で予約可能とした。
ドライバーは、同サービスを利用することで駐車場を事前に予約し、駐車場の空き状況を心配することなく、より気軽に車で商店街に出かけることができるようになるという。

一方、同連合会では、提携駐車場の駐車スペースを効率的に貸し出せるようになるため、市内中心部周辺の駐車環境の改善が期待できるとともに、年々増加している観光客にも市内中心部の商店街や大型店へ立ち寄ってもらいたいとしている。

両者は今後、サービス利用者に向けて市内中心部への集客を促進するキャンペーンを実施するなどの取り組みも進めるという。