【ニュース】 JR九州、日南線「内海」駅でユニット化待合所の供用を開始、労働力不足と資材・人件費の高騰に対応 宮崎県宮崎市
2026.05.18
九州旅客鉄道株式会社(福岡市博多区、古宮洋二社長)は2026年2月末、JR日南線「内海」駅(宮崎県宮崎市)でユニット化待合所の供用を開始した。
同社では、建設業界での労働力不足と資材・人件費の高騰が深刻化する中、ローカル線の駅施設を「工場で作り、現場で組み立てる」新たな工法で再構築する取り組みを進めており、今回はその第1号案件となるもの。

同取り組みでは、太陽工業株式会社(東京都世田谷区、能村祐己社長)の協力のもと、小型膜パネル技術「PF LIGHTS」を屋根材として初めて応用。
工場であらかじめ膜を張った小型パネルを現場に搬入・設置する方式を初めて採用、プレカット済みの集成材と汎用品の接合部材を組み合わせることで、特殊技能を要さず、地域の工務店等でも品質を確保できる施工を可能とした。
建物の高さを抑えたコンパクトな設計により、隠蔽部や二次部材を極力排除し、意匠・構造両面での合理性を追求、将来的な維持管理(点検・修繕)の省力化にも寄与するとしている。
施工の省力化に加え、耐久性と自然光を取り込む明るさを兼ね備えた、利用者にやさしい待合空間を実現したという。
将来的にはドローンを活用した遠隔点検など、デジタル技術と組み合わせた維持管理手法の導入も視野に入れ、施工から運用までを一貫して効率化する仕組みづくりに取り組んでいくとしている。













