【ニュース】 国立文化財機構文化財活用センターと大塚オーミ陶業、「複製を用いた文化財の理解促進プロジェクト」を開始 東京都台東区
2026.05.01
独立行政法人国立文化財機構(東京都台東区、島谷弘幸理事長)の文化財活用センターと大塚オーミ陶業株式会社(大阪市中央区、大杉栄嗣社長)は、「複製を用いた文化財の理解促進プロジェクト」を開始する。
同プロジェクトでは、同機構の収蔵品について、大塚オーミ陶業のセラミックアーカイブの技術を用いて複製品の製作を行うとともに、新しい活用方法の開発やモデル事業の開発について、共同研究と実証実験を行う。
日本の文化財は脆弱なものが多く、美術館や博物館の展示でも制限があるという。
両者は今回、本物とほぼ変わりない鑑賞体験が得られるよう、触ることができる複製品を製作し、ハンズオンを主眼に置いた新しい活用方法の開発を行うことにより、より多くの人に文化財に親しむ機会と深い文化体験を提供するとしている。

※法隆寺金堂壁画複製品検品の様子
大塚オーミ陶業は、セラミックアーカイブの活動を通じ、「国会議事堂テラコッタ改修」「キトラ古墳壁画の複製」「法隆寺金堂壁画の複製」「火焔型土器の複製」など、文化資産の保存と公開に貢献する取り組みを行っている。
また、複製品を用いた出張授業やワークショップを行い、実際に触れて体感してもらうことで、やきものの複製による活用の場を追求してきたという。
2026年度制作予定の複製品「遮光器土偶」(重要文化財)は縄文時代晩期(前1000~前400年)のもので、木造亀ヶ岡(青森県つがる市)で出土した。
文化財に親しむ機会の拡大と文化財についての理解促進、文化財を未来に継承するための人材の育成、複製品の再現性・耐久性・活用に際しての利便性向上、視覚障害者の学習・鑑賞支援を目的とした文化財の複製製作と教育プログラム開発を目指すという。













