【ニュース】 大阪市など、官民連携で整備を進めてきた「(仮称)なんば広場」を供用開始、11月23日より社会実験を実施 大阪府大阪市

2023.11.09
戎橋筋商店街振興組合(大阪市中央区、菊地正吾理事長)・なんさん通り商店会(大阪市中央区、木村次郎会長)・南海電気鉄道株式会社(大阪市中央区、岡嶋信行社長)・株式会社髙島屋(大阪市中央区、村田善郎社長)・株式会社丸井(東京都中野区、青野真博社長)で構成する「なんば広場マネジメント法人設立準備委員会」は、大阪市が事業主体となり、官民連携で整備を進めてきた「なんば広場」(大阪市中央区、社会実験中の仮称)の供用を開始し、
2023年11月23日より社会実験を実施する。

先行完成を迎えた同広場は、大阪市と地域関係者が官民一体となって進める「なんば駅周辺における空間再編推進事業」(2025年3月下旬に完了予定)の一環として整備するもの。
今回の供用開始と同時に「社会実験」を開始し、広場の利活用での課題や、清掃・警備等の管理面での課題の抽出・検証を行う。

同広場が目指す姿は、2017年に官民で策定した、難波駅前の歩行者空間化を実現するための指針となる「なんば駅周辺道路空間の再編に係る基本計画」と、2022年に大阪市が策定した「なんば駅周辺における空間再編推進事業整備プラン」に基づくとしている。

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同広場が目指す姿のうち、「人のまちミナミの中心として、居心地よく安心感のある空間」では、観光やショッピング、待ち合わせの際に気軽に利用できるベンチの設置や、四季折々の姿を見せるサクラやケヤキなどの植樹を実施。
世界を惹きつけるミナミの回遊拠点として、心地良い空間づくりを目指すほか、夜間は照明が広場を美しく彩り、上質感・落ち着き感を感じさせる空間を形成するという。

また、「ミナミ・大阪・関西を回遊するための魅力・情報の発信拠点」では、ステージを設けイベントなどで活用できる「利活用スペース」として賑わいを創出。
なんばエリアの既存の魅力を発信する・エリアのブランド価値向上、新しい文化・プレイヤーの創出と応援、広場だけでなくエリア全体の回遊性向上・経済効果の実現を目指すとしている。

「安全・安心な空間の創出」では、清掃活動や警備員の配置・防犯カメラ設置等の防犯対策を実施。
また、同駅周辺で長らく課題となっていた放置自転車に対しては、周辺と一体的に対策を行い、誰もが安心して利用できる空間を目指すという。