【ニュース】 京王電鉄、旧京王プラザホテル多摩の「京王多摩センタービル」を商業施設と分譲マンションで構成する複合施設に建替え 東京都多摩市

2023.11.08
京王電鉄株式会社(東京都多摩市、都村智史社長)は、2023年11月6日開催の取締役会で「京王多摩センタービル(旧京王プラザホテル多摩)」(東京都多摩市)の建替え計画を決定した。

同計画は、同ビルを商業施設と分譲マンションで構成する複合施設に建替えるというもの。
2023年11月より既存建物の解体工事に着手する。
多摩センター駅前に新たなランドマークの開発を行うことで、商業機能の強化による賑わい創出と、新たなファミリー層・若年層の流入を通じ、同駅周辺の活性化を図るという。

同駅から続くペデストリアンデッキに面する低層部は商業施設としオープンスペースを設置、建物内外の回遊性を意識した計画とすることで、ペデストリアンデッキや周辺施設と一体となった賑わい創出を目指すとしている。

また、同駅周辺の活性化に向けた新たな機能として、商業施設の一部に地域コミュニティの活性化に寄与する施設(イノベーションの創出を促す交流拠点や会議・集会などで利用できるバンケットルーム等)の設置を検討、旧京王プラザホテル多摩の「人の和をつなぐ広場(プラザ)になる」という想いを継承するという。

高層部には分譲マンションを計画、ニュータウン外からのファミリー世代の流入やニュータウン内での住替えを企図し、多世代に向けた様々なタイプの住宅の提供を行うことで、沿線・多摩ニュータウンに愛着を持って住み続けてもらうことを目指すとしている。

「京王多摩センタービル(旧京王プラザホテル多摩)」建替え計画の計画地は東京都多摩市落合1丁目43、交通は京王相模原線「京王多摩センター」駅・小田急多摩線「小田急多摩センター」駅より徒歩2分。
敷地面積は約5,500㎡。
計画スケジュール(現時点の想定)は、2023年11月に解体工事着工、2025年4月に新築工事着工(予定)、2028年度に竣工・開業(予定)。