【ニュース】 大和ハウス工業、加賀市と「持続可能なまちづくり」に関する包括連携協定を締結、郊外戸建住宅団地が抱える様々な課題に対応 石川県加賀市

2023.10.02
大和ハウス工業株式会社(大阪市北区、芳井敬一社長)は2023年9月29日、加賀市(宮元陸市長)と「持続可能なまちづくり」に関する包括連携協定を締結した。

同市では、地域が抱える課題解決や新産業創出、地域活性化などを目的に官民連携を進めており、これまでに72の企業や大学などと連携している。
一方同社は、同市で1976年より1,400区画を超える戸建住宅団地「加賀松が丘団地」を開発してきたが、開発から40年以上が経過し、住民の減少や少子高齢化、空き家問題など、社会課題が顕在化しているという。

こうした中、同社は、産官学民が連携することで課題解決だけでなく新たな「まちの魅力」を創出、既存住民や新たに流入する住民が安心して快適に過ごせるまちにするための団地再耕事業「リブネスタウンプロジェクト」に取り組んでおり、現在、同団地を含む全国8カ所の同社開発団地で展開している。

今回は、同市との連携を強化し、郊外戸建住宅団地が抱える様々な課題を踏まえ、「持続可能なまちづくり」に資する取り組みを推進するため、同連携協定締結に至ったという。

連携事項は、デジタル技術の活用、住まい及び新しい住まい方の提案、地域の安心安全及び防災推進、空き地・空き家・公共用地・施設等の利活用、子育て支援、広報活動、暮らし・就労及び生きがい支援、地域の医療・介護及び福祉の推進、地域の移動手段、地域の環境配慮、高度人材への住居支援及び働く場支援、地区計画等による用途規制緩和、その他相互の連携による取組が必要と認められることなど。

「加賀松が丘団地」の所在地は石川県加賀市松が丘1丁目~4丁目。
開発時期は1976年~。
開発面積は約60万㎡、開発区画は約1,460区画。
世帯数は1,658世帯(2023年7月1日現在)、人口は3,398人
(2023年7月1日現在)。
高齢化率は約30%(2022年現在)。