【ニュース】 住友林業、国産スギ材を活用した外装化粧部材「SUSTIMBERー軒天」が三井不動産レジデンシャルの分譲マンション「パークホームズ城北中央公園」に採用 東京都板橋区

2024.05.01
住友林業株式会社(東京都千代田区、光吉敏郎社長)は、同社の開発による、国産スギ材を活用した外装化粧部材「SUSTIMBER(サスティンバー)ー軒天」が、三井不動産レジデンシャル株式会社(東京都中央区、嘉村徹社長)の分譲マンション「パークホームズ城北中央公園」(東京都板橋区)に採用されたと発表した。

「SUSTIMBER」は、化粧仕上げのスギ材に、木材の耐候性を確保する保護塗料を施し、建物外観の美しさを長期間保つ外装化粧部材。
分譲マンションの外装に同社開発部材が採用されたのは今回が初めてだという。
同マンションでは、エントランス、住戸バルコニーの軒天に採用された。
化粧部材の施工は住友林業ホームエンジニアリング株式会社(東京都新宿区、徳永完平社長)が担当。

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「SUSTIMBER」の特徴は、国産スギ材にプレーナー仕上げ(裁断によって表面がざらついた状態の木材を「モルダー」と呼ばれる機械に通して表面を平滑に整えた仕上げ)を施した点。
小幅板を連続して張って仕上げた「SUSTIMBERー軒天」と、戸建て住宅向け垂木(タルキ)材として流通している国産スギ材を面取り加工し、製造した木格子パネル「SUSTIMBERー格子」の2種を開発した。
これに、兼松サステック株式会社(東京都中央区、小泉浩一社長)のAZN処理(防腐防蟻処理)、住友林業オリジナルの水性シリコン系木材保護塗料「S-100」塗装を付加し、耐久性、耐候性を向上させ、太陽光・風雨・温度変化などによる変質や劣化が起きにくく、木の外観の美しさを長く保つ外装化粧部材に仕上げたという。

「パークホームズ城北中央公園」は、三井不動産レジデンシャルが住友林業と共同で外装の木質化に取り組んだ初の分譲マンションとなるもの。
住友林業では、住友林業筑波研究所で蓄積している木に関する研究・知見を活かし、自社物件に加え、他社の集合住宅や、施設などの非住宅物件等の木造化・木質化の取り組みも推進しているという。