【ニュース】 菊池建設、木造注文住宅の新商品「那由他」を開発、1都4県で本格的な受注を開始 神奈川県横浜市

2023.06.12
ナイスグループの菊池建設株式会社(横浜市鶴見区、松本敏社長)は、木造注文住宅の新商品「那由他(なゆた)」を開発、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・静岡県の1都4県で本格的な受注を開始した。

同商品では、京町家の通り土間や古民家の吹き抜けなど、伝統的な日本建築のデザインを踏襲しつつ、断熱等性能等級の最上位等級となる「等級7」を確保。
太陽光発電システムをはじめ、省エネ・創エネ設備の導入等によりZEHを可能とし、伝統と最先端技術を融合、快適な現代の「和」の住まいを実現するとしている。
また、従来商品「檜の家」と同様、土台や柱だけでなく羽柄材にも檜を使用し、横架材の梁・桁には杉と唐松を採用するなど、国産材使用率100%を実現したという。

06121200

菊池建設は、1955年(昭和30年)に静岡県・旧清水市で創業。
初代社長は宮大工棟梁の菊池安治氏。
社寺・数寄屋建築で培われた高い技術力をもとに、「日本の風土に合う住まいは、国産材を用いて、伝統的な木造軸組工法で建てることが最も理にかなっている」との創業者の理念を継承している。
1987年には、日本の伝統文化となっている木造建築の工法を全国的なレベルで後世に残すため、「日本建築専門学校」を設立。
2016年にナイス株式会社(横浜市鶴見区、杉田理之社長)の
100%出資子会社となる。

なお、菊池建設を含むナイスグループ6社は2023年5月9日、農林水産省と「国産材の利用拡大に関する建築物木材利用促進協定」を締結。
同協定に基づき、伝統技術と現代技術を融合させた木造の住宅・建築物の供給を通じ、国産材の利用を推進、持続可能な社会の実現に貢献するとしている。