【ニュース】 「天神⼆丁⽬南ブロック駅前東⻄街区都市計画推進協議会」の5者、「天神ビッグバンボーナス」の取得に向け、福岡市に計画概要書を提出 福岡県福岡市

2022.12.01
新天町商店街商業協同組合(福岡市中央区)・株式会社新天町商店街公社(福岡市中央区)・株式会社パルコ(東京都渋谷区、牧山浩三社長)・⻄⽇本鉄道株式会社(福岡市博多区、林田浩一社長)・株式会社三井住友銀⾏(東京都千代田区、髙島誠頭取)の5者はこのほど、「天神ビッグバンボーナス」の取得に向け、福岡市に計画概要書を提出した。

天神ビッグバンボーナスとは、天神の魅力向上に資する一定の要件を満たす、魅力あるデザイン性に優れたビルとして認定し、それに応じてインセンティブを付与する制度。

5者は、天神に所有する建物の⽼朽化が進む中、天神の賑わいを創出する重要な拠点として、耐震性の向上等により、将来にわたり安⼼・安全で賑わいのあるまちづくりを実現していくため、「天神⼆丁⽬南ブロック駅前東⻄街区都市計画推進協議会」を設⽴し、検討を⾏ってきた。
今回の計画概要書は、同プロジェクトを推進していくにあたり、提出したもの。

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5者が発表した将来構想のイメージによると、歩⾏者と⾃動⾞が交錯する交通環境を改善するとともに、駅前の滞留及び賑わい・憩い空間不⾜を解消するため、現状細分化されている街区の再編を行うとしている。
また、誰もが憩える空間としての広場や安⼼・安全な歩⾏者ネットワーク(地上の貫通通路や地下通路、上空通路等)、駐⾞場共⽤⾞路の東⻄接続等について、東⻄街区が共働して整備を⾏うことで、複数街区にまたがる、段階的・連鎖的なプロジェクトを⽬指す。

さらに、敷地が⼀体化し⼤街区化されることで、⼤規模な敷地を活かした施設の導⼊や、⽼朽化した建物の耐震性の向上に取り組み、賑わい・活気を感じながら安⼼・安全に買い物・通⾏ができる空間を整備するとともに、歴史を継承しつつ未来に向けた商店街・商業施設を低層部に形成し、天神の中⼼地としての⽴地ポテンシャルを活かした、新しい⽂化・芸術を感じられる複合施設を⽬指す。

あわせて、感染症対応(換気・⾮接触・⾝体的距離の確保等)や環境負荷低減、まちに潤いを与える緑化、「Fukuoka Art Next」の推進等によるまちづくりへの貢献も⽬指すとしている。