【ニュース】 高所工事のSakatec、ホテル向けに「宿泊客に見せない外壁修繕サービス」を開発、3月1日より提供を開始 山梨県富士川町

2022.02.15
災害復旧工事(公共工事)を中心に高所工事を手掛けてきた株式会社Sakatec(山梨県富士川町、酒井賢治代表)は、ホテル向けにホスピタリティを重視した、宿泊客に見せない外壁修繕サービスを開発、2022年3月1日より提供を開始する。

これまで、ホテルの外壁を美しく維持する外壁修繕工事は、仮設足場が建物を囲うため、外観を損ねるだけでなく、客室からの眺望や記念撮影などで数々の負担を宿泊客に強いてきたという。

同社は、高所工事の経験を活かし、足場を使用せず、ロープを駆使する新しい「ロープアクセス工法」による外壁調査・施工を2020年より開始。
その際、大手ビジネスホテルチェーンより、「宿泊客に外壁修繕を極力見せない方法」を要望され、1年間テスト運用し、改善を重ねてきたという。

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「ロープアクセス工法」とは、屋上から産業用ロープで固定された作業員が吊り下がり行う工事のこと。
仮設足場が不要なため、コストが削減できるほか、ピンポイント施工などの柔軟性の高さから、近年認知度が高まっている新しい技術だという。
同じ無足場工法「ブランコ工法」とは異なり、国際規格ISO22846を満たした安全な工法だとしている。

また、足場を使用しないため、仮設足場費用の削減に加え、足場組立騒音が無く、足場からの侵入リスクも無いほか、工期の短縮、部分施工が可能、風に強く高層階が得意、緊急対応が可能など、様々なメリットがあるという。

「ホテル専用サービス」では、無足場施工により、ホテル環境を一切変えない低コスト・無足場ロープアクセスを中心に施工を行う。
施工時間も、チェックアウトからチェックインの間の「アイドルタイム+1時間」での施工により、宿泊客が少なくなる時間を中心に施工。
また、連泊利用など宿泊状況や部屋割りと連携し、エリアごとに分割施工することも可能で、塗装などで使用する飛散シートなどは毎日撤収し、施工期間中を通じて痕跡ゼロ施工を実施する。
さらに、普段清掃できないホテル外装の窓のクリーニングサービスも実施するという。

ホテル専用「お客様に見せない外壁修繕」の提供開始日は2022年3月1日。
対象はビジネスホテル・観光ホテル・他ホスピタリティを必要とする施設全般。