【ニュース】 近畿大学と象印マホービン、ペットボトルレスキャンパスの実現を目指し、マイボトルへドリンクを提供する実証実験を開始、マイボトル洗浄機の試作品を中農製作所と共同開発 大阪府東大阪市

2021.11.26
近畿大学(大阪府東大阪市)経営学部経営学科教授の古殿幸雄ゼミと象印マホービン株式会社(大阪市北区、市川典男社長)は、産学連携プロジェクトとして、2021年12月1日~24日の期間、近畿大学東大阪キャンパス内でペットボトルを使用せずマイボトルへドリンクを提供する実証実験を開始する。

今回の実証実験では、マイボトルを持ち歩く際のデメリットとなっている「洗浄の手間」を解決するため、マイボトル洗浄機の試作品を中農(なかの)製作所(大阪府東大阪市)と共同開発。
今回開発したマイボトル洗浄機では、マイボトルの本体を逆さにして洗浄機(左側の穴)に差し込み、マイボトルの栓はカゴ(右側の穴)へ入れてふたをすると、洗浄ボタンを押すだけで「洗浄」「除菌」「すすぎ」「脱水」までが完了する(4程にかかる時間は約40秒)。
象印マホービンが「マイボトル洗浄機」を提供し、産学連携の取り組みによりSDGsに貢献するという。

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日本⼈のペットボトル消費量は、1⼈当たり年間183本と言われている。
同大学東大阪キャンパスには約2万5,000⼈の学生が在籍しており、キャンパス内で消費されるペットボトルは1年間で約459万本と試算。
キャンパス内で削減されたペットボトル使用量を公表することで、将来的には完全ペットボトルレスキャンパスの実現を目指すという。

今回は、キャンパス内にドリンクサーバーを設置し、モニター⾃身が持つマイボトルを使用して飲用する実証実験を⾏う。
モニターとなる学生・教職員は、マイボトルを持参することで1日3回までドリンクの無償提供を受けられるシステムで、利用の際は象印マホービンのマイボトル洗浄機の試作機で、都度マイボトルを洗浄する。
洗浄機の利用状況やモニターの意⾒について、古殿ゼミが分析して象印マホービンに提供し、洗浄機の改良・改善へ生かす共同研究を行う。
象印マホービンは、今回実施する実証実験の結果を踏まえて、洗浄機の製品化を検討する。

モニター募集期間は2021年11月25日~30日、実証実験実施期間は2021年12月1日~24日(利用可能時間は設置場所の営業時間に準ずる)。
サーバー設置場所は近畿大学東大阪キャンパス21号館1階フードコンビニPlum(大阪府東大阪市⼩若江3-4-1、近鉄大阪線「⻑瀬」駅より徒歩約10分)。
モニターは近畿大学生および教職員50⼈。