【ニュース】 カプセルホテルのファーストキャビンが破産、直営5店舗は営業終了、フランチャイズ店の営業は各オーナーの判断に 東京都千代田区

2020.04.27
「ファーストキャビン」のブランドでカプセルホテルを全国展開していた株式会社ファーストキャビン(東京都千代田区)とその子会社4社(株式会社ファーストキャビン開発・株式会社ファーストキャビン京都三条・株式会社ファーストキャビン京都嵐山・株式会社ファーストキャビン柏の葉)は4月24日、東京地方裁判所に破産手続開始の申立てを行った。

同社と各子会社は、昨今の宿泊施設増加に伴う競争激化などの要因により事業計画を大きく下回る状況が続き、財務状況が悪化していたことに加え、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から休業してした各ホテルの営業再開の見通しが立たず、当面の資金繰りの目処が付かなくなったとしている。

今回の破産手続開始申立てに伴い、ファーストキャビン築地・ファーストキャビン京橋・ファーストキャビン京都河原町三条・ファーストキャビン京都嵐山・ファーストキャビン柏の葉の直営施設5店舗は営業を終了。
同社との合弁会社・株式会社JR西日本ファーストキャビンが運営していたファーストキャビンステーションあべの荘・ファーストキャビンステーション京都梅小路は、4月16日付で発表したとおり、既に営業を終了している。

その他のフランチャイズ店舗等については、現在多くの店舗が新型コロナウイルス感染拡大防止のため休業中だが、今後は新型コロナウイルスの収束動向を踏まえ、フランチャイズオーナー等が再開を判断した場合、営業を再開する予定だという。