【ニュース】 大和ハウスパーキングなど、京都市内でシェアサイクルサービス「PiPPA」を6月1日より開始、独自性のある地元企業と連携 京都府京都市

2018.05.29
大和ハウスパーキング株式会社(東京都大田区、田村哲哉社長)・株式会社オーシャンブルースマート(東京都板橋区、小竹海渡社長)・京阪電気鉄道株式会社(大阪市中央区、中野道夫社長)の3社は、6月1日より京都市内で、こころ結び型シェアサイクルサービス「PiPPA(ピッパ)」を開始する。

「こころ結び型」とは、独自性のある地元企業とシェアサイクル利用者を繋げることで、「地域貢献」と「こころ豊かな生活基盤の構築」に寄与するというもの。

「PiPPA」は、GPS搭載のスマートキーを自転車に取り付けることで、1台の自転車を複数人で共有するシェアサイクルサービス。
利用者はスマートフォンで、貸出・返却場所となるシェアサイクルポートの検索、利用予約、決済まで一連の手続きができる。

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京都市は、人口に占める大学生の割合が全国で最も多い「学生の街」で、自転車利用ニーズの高い地域。
また京都市の年間観光客数は増加傾向にあり、2015年には過去最高の5,684万人に達した結果、観光スポットに観光客が集中し、交通渋滞や混雑を招く一因となっている。
従来、レンタサイクルは混雑解消の一助として一般的だったが、出発地を中心とした往復利用となるため、行程が制限されていたという。

「PiPPA(ピッパ)」は、専用ポートであればどこでも借りて返せる、短時間利用に便利なシェアサイクルを提供することで、こうした課題を解決するもの。

大和ハウスパーキングは、駐車場の空きスペースをシェアサイクルポートとして提供するとともに、シェアサイクルポート用地の新規開拓を担う。
オーシャンブルースマートは、シェアサイクルの開発やアプリケーション運営・管理を行う。
京阪電気鉄道は、京阪電車の4駅(出町柳・神宮丸太町・三条・七条)にシェアサイクルポート設置場所を提供する。

3社はまず6月1日、京阪電車の4駅を含む京都市内22ヵ所のシェアサイクルポートに約100台のシェアサイクルを設置。
今後は様々な業種の独自性のある地元企業と連携しながら、今年中に京都市内50ヵ所のシェアサイクルポートで500台の自転車を設置し、京都市内の交通渋滞緩和に寄与するとしている。