【ニュース】 阪急電鉄など、「洛西口~桂駅間プロジェクト」で高架下エリアの名称を「TauT阪急洛西口」に決定、今年秋に第1期エリアの洛西口駅付近を先行開業 京都府京都市

2018.05.18
阪急電鉄株式会社(大阪市北区、杉山健博社長)は、「洛西口~桂駅間プロジェクト」(京都市西京区)の開発コンセプトを「行きたい 住みたい KYOTO 洛西口 ~ヒトとヒトを つなぐ エキはマチの縁側(えんがわ)~」とし、高架下エリアの名称を「TauT(トート)阪急洛西口」に決定した。
あわせて、第1期エリアとして洛西口駅付近が今年秋に先行開業することも決定した。

同社では、阪急京都線・洛西口駅付近の連続立体交差化事業(鉄道高架化)により生み出された、 高架下の空間(総延長約1km、面積約1万1,200㎡)の活用方について、2015年から京都市とともに「洛西口~桂駅間プロジェクト」を立ち上げ、検討を開始。
同社と京都市、地域住民が一体となって、西京区エリアにおける地域の活性化に取り組み、ワークショップを開催するなど活発な議論を重ねてきたという。

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同開発では、駅周辺に住む人々や駅の利用客の利便性の向上を図りながら、訪れる人々の交流を促進するエリアとなることを目指し、「地域の魅力を再発見する」「遊びを通じて学ぶ」「新たな文化を共に育む」の3つのコンセプトをもとに高架下エリアのゾーニングを検討。
地域の魅力を発信するとともに、行きたい街・住みたい街としての魅力を高め、「訪れたい」「新たに住みたい」「将来にわたって住み続けたい」と思ってもらえるエリアにしたいと考えている。

今年秋に先行開業する第1期エリアは「地域の魅力を再発見するエリア」と位置付け、洛西口駅の利便性向上につながるサービス業態だけでなく、地元京都で人気の飲食・食物販の店舗も誘致することで、駅を中心に賑わいを創出し、人が集まり交流することにより、 地域の活性化を図る。
なお、各店舗の概要は今年夏頃に発表予定。

第1期エリアの計画地は京都市西京区川島六ノ坪町59-2他。
敷地面積は約2,838㎡(高架下全体の敷地面積は約1万1,200㎡)、延床面積は約1,522㎡。
構造・階数は鉄骨造・地上1階。
用途は物販・食物販・飲食・ATM・サービス・駐輪場等。
工事期間は2018年3月15日 着工~2018年秋(予定)。
開業予定は2018年秋。