【ニュース】 近畿日本ツーリスト関西、姫路城の管理運営業務を受託、平成30年3月1日より同業務を開始、インバウンド対応などを強化 兵庫県姫路市

2017.12.25
株式会社近畿日本ツーリスト関西(大阪市浪速区、三田周作社長)は、世界文化遺産・国宝姫路城(兵庫県姫路市)の管理運営業務を受託、平成30年3月1日より同業務を開始する。

「平成の大修理」を終え、グランドオープンから2年半以上が経過した姫路城には、現在年間200万人以上が入城。
特に近年は外国人観光客が急増しており、今後も増加が見込まれるため、入城者に対する「おもてなし」の向上が喫緊の課題となっ ていたという。
姫路市では、姫路城管理運営業務に係る公募型プロポーザルを実施、同社姫路支店が契約候補者に選定され、管理運営業務受託の運びとなった。

同社は、平成30年3月1日~平成33年2月28日までの3年間にわたり、同社がこれまで培ってきた総合旅行会社としてのノウハウを最大限に活かし、世界文化遺産・国宝姫路城にふさわしい「おもてなし」力の向上を図る。
さらに、「観光産業を通じて社会(地域)に貢献する」という観点で、同市の交流人口拡大にも寄与するとしている。

主な業務内容は、姫路城内に配置するスタッフの雇用・配置・教育、入場料の徴収・管理業務、来城者(来城予定者)に対する情報提供(姫路城専用ホームページの制作・運営等)、自主事業の展開、インバウンド対策など。

自主制作では、凸版印刷株式会社(東京都千代田区、金子眞吾社長)協力のもと、姫路城の魅力をVRコンテンツに編集し、VR等を使って観光客に新たな姫路城の楽しみ方を提供する。
インバウンド対策では、「多言語対応ガイド」を募集・養成し、外国人観光客対象の「姫路城ガイドツアー」を定期的に開催するほか、「多言語対応コンシェルジュ」を姫路城内要所に配置、外国人観光客からの質問や要望等に応える仕組みを構築するという。