【ニュース】 大井川鐵道、新ひだか町博物館特別展「日高の鉄道」に特別出展、北海道と沿線市町のかけ橋に 北海道新ひだか町

2017.07.07
大井川鐵道株式会社(静岡県島田市、前田忍社長)は、親会社であるエクリプス日高株式会社(北海道新ひだか町、岩崎隆社長)の本社所在地・北海道新ひだか町で行われる「日高線全線開通80周年記念 日高の鉄道」に特別出展する。

現在、大井川鐵道で所有・活躍している蒸気機関車「C11形227号機」は、1975年11月に同社へ入線するまで北海道で走っていた車両。
一時期(1974年ごろ)、配置区の関係で日高本線を走っていた可能性のあることが分かったという。

今回、大井川鐵道は、親会社本社所在地であり、現在でも現役で活躍する蒸気機関車の取り持つ「ご縁」もあることから、新ひだか町での同特別展に参加。
以前使用していた投炭用スコップや改鋏など17点の資料を提供、展示に協力し、特別展初日には大井川鐵道の前田忍社長による講演会を行う。

大井川鐵道では、SL列車をはじめとする観光的色彩の強い列車を運転することにより、沿線市町の活性化に取り組んできた。
今回、北海道で行われる特別展に出展することにより、新ひだか町と大鉄沿線市町とのかけ橋となるよう努力するとしている。

大井川鐵道の前田忍社長による講演会の実施日時は7月9日の14時~15時、実施場所は新ひだか町博物館多目的集会室。
演題は「鉄道事業と地域との関わり 企業活性と地域活性」。
参加費は無料。

「日高線全線開通80周年記念 日高の鉄道」の開催期間は7月9日~2018年1月28日、開催場所は新ひだか町博物館企画展示室(北海道日高郡新ひだか町静内山手町3-1-1)。
休館日は、月曜日、祝日の翌日、資料整理日、年末年始。
入場無料。
内容は「北海道の鉄道のあゆみ」「日高の鉄道のあゆみ」「日高本線を走ったSLの現在」。