【ニュース】 東急電鉄、翻訳・ローカライズ事業「ヤクセル」を開始、英語を介さずに東南アジアの現地言語へ直接翻訳 東京都渋谷区

2016.06.16
東京急行電鉄株式会社(東京都渋谷区、野本弘文社長)は6月15日、新規事業となる翻訳・ローカライズ事業「YaQcel(ヤクセル)」を開始し
た。

同事業は、東南アジアの現地企業と連携し、現地ネイティブによる本格的な翻訳や、単に言語を翻訳するだけでは正確に伝えきれない文章・図表を、相手の文化や習慣を考慮し、齟齬(そご)のないように現地言語へ変換する「ローカライズ」サービスなどを展開していくもの。
今年5月に事業化した会員制サテライトシェアオフィス「NewWork」に続く、「社内起業家育成制度」の第2号案件となる。

同事業では、英語・中国語だけでなく、東南アジアで東急グループと親交のある現地翻訳企業と連携し、ベトナム語・インドネシア語・クメール語など東南アジア諸国の言語を中心とした計11カ国語に対応する翻訳サービスを展開。
文化的背景への知識・理解や高度なIT技術を駆使し、単に言語を翻訳するだけでは正確に伝えきれない文章・図表を、各言語の表記ルールを考慮したり、文化の違いに応じて補足説明を加えることで、現地言語でより伝わりやすいものに変換する。

また同事業では、日本語から現地言語への「直接翻訳」を導入。
日本語から英語、英語から現地言語へ翻訳する「間接翻訳」よりも、短期間でより精度の高い翻訳を実現することが可能となる。

さらに、Illustrator、Photoshopなど多様なソフトウェアにも対応することで、一般的な翻訳によって文字数が変わることで生じやすい構成の崩れを未然に防ぐことができるため、翻訳した図表をウェブサイトやアプリ、デジタルサイネージなどに、そのままアウトプットすることができるという。