【ニュース】 ライフデザイン・カバヤ、CLT使用の3階建て自社事務所ビルを福山市で着工、CLTと鉄骨のハイブリッド構法 広島県福山市
2017.10.25
住宅メーカーのライフデザイン・カバヤ株式会社(岡山市北区、野津基弘代表)は10月23日、CLTを使用した3階建て自社事務所ビル「ライフデザイン・カバヤ株式会社 福山支店」(広島県福山市)を着工した。
竣工は2018年3月の予定。
CLT(Cross Laminated Timber)とは、ひき板を並べた層を、板の繊維方向が層ごとに直交するように重ねて接着した大判のパネルのこと。
今回着工した3階建て自社事務所ビルは、CLTと重量鉄骨のハイブリッド構造で、現状ではCLTパネルのみで構成することが難しいデザインの確立を目指した建物だという。
設計・施工にあたっては、CLTパネルで面材耐力壁と水平構面を構成し、鉄骨梁を採用することにより、強固な接合部と施工性の向上を実現。
これにより、2階の打ち合わせスペースは12.5mのボックス空間をV字柱のみで支え、大きくせり出した構造を可能とした。
また、内装では複数個所でCLTを現しとして活用。
無機質で味気がなくなりがちなオフィスの内観に、木ならではの柔らかな表情を与えているという。
「ライフデザイン・カバヤ株式会社 福山支店」の所在地は広島県福山市南蔵王町六丁目5番1・2。
敷地面積は996.57㎡、延床面積は786.91㎡。
構造・規模はCLT鉄骨ハイブリッド構法・3階建て。