【ニュース】 旭化成ホームズ、新長浜団地で解体工事に着手、マンション敷地売却制度を活用しマンション再生 福岡県福岡市

2026.06.11
旭化成ホームズ株式会社(東京都千代田区、大和久裕二社長)は、新長浜団地(福岡市中央区)でのマンション建替等円滑化法に定めるマンション敷地売却制度を活用したマンション再生で、このほど事業協力者・買受人として参画、解体工事に着手した。
建物竣工予定は2030年8月。

新長浜団地は、敷地利用権が借地権(土地所有者:福岡県住宅供給公社)の区分所有建物。
建物の大半を福岡県住宅供給公社が区分所有し、公社賃貸住宅として供給する一方、他に区分所有者6名が存在するなど、複雑な所有形態となっていた。
1957年竣工の旧耐震基準の建築物で現行の耐震基準を満たしていないうえ、管理規約が未整備で計画的な修繕も行っていなかったことから、維持管理や安全性の面で課題を抱えていたという。



また同物件は、借地権マンションであることから、マンション建替等円滑化法に基づく権利変換型の建替えでは建替え後も借地権マンションのままとなるのが原則で、所有権化には全員同意による権利調整が必要となるなど、合意形成の難易度が高いという課題があった。
加えて、土地所有者は福岡県住宅供給公社であることから、建替えに当たり、制度・契約・権利の各側面を一体的に整理する必要があったという。

同事業は、これらの課題を踏まえ、土地所有者・区分所有者との合意形成および契約・法令面の整合を確認した上で、マンション敷地売却制度を活用、一旦、マンション(建物)と借地権を買受人である旭化成ホームズが取得し、従前建物を旭化成ホームズが除却した後に、借地権と底地との等価交換により、底地(一部)を取得するスキームとなる。
これにより、難易度の高い案件でありながら、建替えと借地の両方の知見を活かし、円滑に再生を進めることができたという。

「新長浜団地」の所在地は福岡市中央区長浜2丁目4。
敷地面積は1,969.89㎡、延面積は5,506.87㎡。
構造・規模は鉄筋コンクリート造、地上6階建。
総戸数は124戸(住戸数80戸、店舗数44区画)。
竣工時期は昭和32年。