【ニュース】 積水ハウス・大栄環境・AGCの3社、廃サッシの窓ガラスを再生する水平リサイクルの実証実験を3月より関西圏で開始 大阪府大阪市

2026.03.11
積水ハウス株式会社(大阪市北区、仲井嘉浩社長)・大栄環境株式会社(大阪府和泉市、金子文雄社長)・AGC株式会社(東京都千代田区、平井良典社長)の3社は、住宅の改修工事に伴い発生する廃サッシから窓ガラスを回収し、元の窓ガラスと同等品質の窓ガラスへ再生する水平リサイクルの実証実験を2026年3月より関西圏で開始する。

ハウスメーカー・リサイクラー・ガラスメーカーが連携して窓ガラスを水平リサイクルする循環型モデルは国内初となる。

国内では、建築物の解体・改修に伴い発生する廃窓ガラスは年間約50万トン以上といわれ、現在はその多くが埋め立てや、元の製品よりも低品質なカスケードリサイクル、または別用途での再生に留まっているという。



同実証実験では、製品をつくる企業(動脈)と、使用後の製品を回収・再資源化する企業(静脈)が連携し、窓ガラスを循環利用する仕組みの構築を目指す。
これにより、資源循環の高度化を図るとともに、産業廃棄物の削減や、新規採掘される窓ガラス原料の使用量の節減にも寄与するとしている。
また、再生カレットは新たに採取された原料に比べ、低温で溶解できるため、製造工程での温室効果ガスの排出削減にも貢献するという。

回収した廃サッシは大栄環境が分解し、ガラスリサイクル専門業者が窓ガラスを高純度なカレット(ガラス端材)へ加工。
AGCはそのカレットを原料の一部として使用、新材と同等の品質を満たす建築用窓ガラスとして再製品化する。

製造した窓ガラスを積水ハウスの住宅商品に採用することで、積水ハウスが掲げる「循環する家(House to House)」の資源循環モデルを具体化するという。
住宅のライフサイクル全体で環境負荷を低減する道筋を示し、産業廃棄物の削減とガラス原料の使用量節減を両立、資源循環の高度化を目指す。