【ニュース】 星野リゾート、国の重要文化財「旧奈良監獄」を活用したホテルの名称を「星のや奈良監獄」に決定、2026年春に開業予定 奈良県奈良市

2023.09.15
株式会社星野リゾート(長野県軽井沢町、星野佳路社長)は、国の重要文化財「旧奈良監獄」(奈良県奈良市)を活用したホテルの名称を「星のや奈良監獄」に決定、2026年春(予定)に開業する。

同施設は、同社と旧奈良監獄保存活用株式会社(奈良県奈良市、中村海太代表)による協定書の締結に基づき、旧奈良監獄の赤れんが建造物の魅力を最大限に活かした空間で、非日常なひとときを味わうラグジュアリーなホテルに生まれ変わるもの。

09151100

旧奈良監獄は、明治政府が監獄の国際標準化を目指して計画し、明治41年に完成した五大監獄の一つ。
その赤れんが造の建物は、歴史的価値が高く、意匠的にも優れた近代建築であるとして、平成29年2月に国の重要文化財に指定されている。

明治政府が国の威信をかけて取り組んだ監獄の近代化によって建てらた秀麗なれんが建築には、明治政府の不平等条約解消への悲願と建築技術が集結されているという。
元収容棟は、ハビランド・システムと呼ばれた建築が取り入れられ、看守が立つ監視所を全体の中心に据え、複数の収容棟が放射状に伸びており、今⽇に至る⽇本の「近代監獄」を象徴する収容棟だとしている。

「星のや奈良監獄」の所在地は奈良県奈良市般若寺町(はんにゃじちょう)18。
敷地面積は10万478.80㎡(付帯のミュージアムを含む)、延床面積は「星のや奈良監獄」が1万343㎡・ミュージアム(仮名称)が2,168㎡。
客室数は48室、付帯施設はレストラン・ラウンジ・ミュージアム(ミュージアムは日帰り利用可能)。
開業時期は2026年春(予定)。