【ニュース】 東武鉄道、特急スペーシアの後継モデルとなる新型車両を2023年に導入、使用電力を全て再生可能エネルギー由来の電力に 東京都墨田区
2021.11.12
東武鉄道株式会社(東京都墨田区、根津嘉澄社長)では、特急スペーシアの後継モデルとなる新型車両「N100系(愛称未定)」を
2023年に導入する。
新型車両の導入両数は24両、編成は6両固定、座席数は212席、導入路線は東武スカイツリーライン・日光線・鬼怒川線の「浅草」~東武日光」「鬼怒川温泉」間。
スペーシアが築いてきた伝統や認知度・イメージを維持・継承しながら、より上質なフラッグシップ特急を導入することで、同エリアの観光需要喚起を図る。
また、運行の使用電力を全て再生可能エネルギー由来の電力に実質的に置き換えることでカーボンニュートラルな運行を実施、「国際エコリゾート日光」の実現に寄与するという。
車両デザインは、現スペーシアのフォルムを現代に進化させ、デザインに取り入れた。
カラーリングは日光東照宮陽明門・唐門・御本社に塗られた「胡粉(ごふん)」の白を彷彿とさせる高貴な白をイメージし、窓枠は鹿沼に伝わる組子や、竹編み細工といった江戸の手仕事を思わせる丁寧につくられた工芸品のような佇まいとする。
座席は現スペーシアにある個室も継承するほか、ラウンジなど新たに様々なタイプの座席を用意。
カフェカウンターでは、新しいものを積極的に取り入れ、ここでしか出会えない五感で楽しむ商品等を提供するという。
また、現スペーシアと比べ、CO2排出量を最大40%削減。
運行の使用電力相当分は、全て再生可能エネルギー由来の電力に実質的に置き換え、CO2排出量を実質「ゼロ」にするとしている。