【ニュース】 越前松島水族館、北陸新幹線金沢・敦賀間延伸開業に合わせ、新たな展示施設「みずだこ館」を2024年3月7日にオープン 福井県坂井市

2023.12.01
京福電気鉄道株式会社(京都市中京区、大塚憲郎社長)傘下の三国観光産業株式会社(福井県坂井市、増田寿男社長)が経営する「越前松島水族館」(福井県坂井市)は、2024年3月16日の北陸新幹線金沢・敦賀間延伸開業に合わせ、新たな展示施設「みずだこ館」を2024年3月7日にオープンする。

ミズダコは、大きいものでは体長が3mを超える世界最大種のタコで、日本では北陸以北の海に生息。
名前のとおり、マダコに比較して体が水っぽく柔らかいため、「酢だこ」など広く食用にされているが、ふ化後の育成飼育が難しく、世界でも人工繁殖の成功例は無いとされている。

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同水族館では、国内で初めて深海魚・コンペイトウの繁殖やアオウミガメの人工繁殖に成功、ウミガメやゲンゴロウなど、希少生物の保護活動を行ってきた。
ミズダコのふ化・飼育にも30年以上取り組んでおり、これまでもミズダコやミズダコの赤ちゃん(稚ダコ)の展示を行ってきたが、ミズダコに特化した展示施設は、今回オープンする「みずだこ館」が国内の水族館では初の施設になるという。

「みずだこ館」の展示物は親ダコ約8匹・稚ダコ数十匹(水槽で展示)。
建物の壁を壊して巨大なタコが侵入してきたかのようなインパクトのある内装空間を演出、その巨大タコの足に大小6基の水槽を組み込み、誰でも大きなミズダコに触れることができるとしている。
また親ダコだけでなく、稚ダコも展示するとともに、稚ダコの世話をするバックヤードの様子もガラス越しで観覧可能にするという。

「みずだこ館」の開館日は2024年3月7日。
構造・規模は木造・平屋建。
延床面積は176.82㎡。

「越前松島水族館」の所在地は福井県坂井市三国町崎74-2-3、交通はJR北陸本線「芦原(あわら)温泉」駅より京福(けいふく)バス東尋坊(とうじんぼう)行きで約30分の「越前松島水族館前
」バス停下車後すぐ、えちぜん鉄道「三国港」駅より芦原温泉行きのバスで約25分。