【ニュース】 JR九州、ホテル運営子会社4社を2024年10月1日に合併、人事・賃金制度を見直し経営基盤を強化 福岡県福岡市

2023.11.30
九州旅客鉄道株式会社(福岡市博多区、古宮洋二社長)は、同社が100%出資するホテル運営子会社4社(JR九州ホテルマネジメント株式会社・JR九州ホテルズ株式会社・JR九州ハウステンボスホテル株式会社・JR九州ステーションホテル小倉株式会社)を2024年10月1日(予定)に合併、会社再編を行うと発表した。

再編を契機に、合併新会社は、宿泊主体型ホテル、フルサービスホテル、さらには旅館と、様々な形態やブランドの施設を運営する総合的なホテル運営会社となる。
また、再編に合わせ、人事・賃金制度の見直しを行い、より一層働きがいがあり、働きやすい会社を目指すとともに、各社のリソースやノウハウを結集し、経営基盤の強靭化を図り、施設運営力をさらに磨くとしている。

人事・賃金制度の見直では、賃金水準の引き上げ(生涯賃金ベースによるモデルケース比較で約9%)による待遇改善、多様なキャリアパスの提供(高い専門性を有する人材確保に向けたスペシャリスト職の新設等)、役割や貢献に応じた透明性の高い評価制度の導入などを目指す。

スケールメリットを活かした戦略の推進では、一括採用や体系的な研修制度の確立等による人材マネジメントの強化、資材や食材等の一括調達の推進、その他共通業務の集約による効率化・高度化などを図るとしている。

また、運営実績を積み上げ、将来的には外部案件(グループ外からの賃借及び運営受託)の利益シェア50%超を目指すという。

会社再編スキームは、JR九州ホテルマネジメントを存続会社とし
、JR九州ホテルズ・JR九州ハウステンボスホテル・JR九州ステーションホテル小倉を吸収合併するという。
効力発生日は2024年10月1日となる予定。

存続会社のJR九州ホテルマネジメントは、JR九州ホテルズ・JR九州ハウステンボスホテル・JR九州ステーションホテル小倉がそれぞれ有する権利義務の全てを承継するとしている。

合併新会社(予定)の名称は未定。
所在地は福岡県福岡市。
代表者は未定。
事業内容はホテル、旅館の経営及び運営管理。
株主は九州旅客鉄道株式会社100%。
資本金は1億円。