【ニュース】 豊後高田市、田染真中地区の「朝日岩屋」と田染小崎地区の「夕日岩屋」が登録記念物登録へ 大分県豊後高田市

2023.10.23
豊後高田市(佐々木敏夫市長)は、2023年10月20日の国の文化審議会で、同市に所在する田染真中(たしぶまなか)地区の「朝日岩屋」と田染小崎(たしぶおさき)地区の「夕日岩屋」について、登録記念物(名勝地関係)に登録するに相応しいとの答申があったと発表した。
2件は、近く管報告示を経て、正式に登録される予定。

「朝日岩屋」と「夕日岩屋」は、同市田染真中地区と田染小崎地区の境に並ぶ岩峰群につくられた六郷満山(ろくごうまんざん)の霊場。
朝日の昇る東側を望むことから「朝日岩屋」、夕日の沈む西側を望むことから「夕日岩屋」とそれぞれ名付けられたという。

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「朝日岩屋」は、田染地区の古くからの信仰を伝える岩屋で、田染真中の地域の岩峰と岩屋に込められた思いを知る上で意義深く、「夕日岩屋」は、江戸時代以降に田染小崎から見上げる景色が称えられ、近年では田染小崎の田園風景を展望する地点として定着している点が意義深いとの評価を受けたとしている。

「朝日岩屋」の登録基準は岩石。
所在地は大分県豊後高田市田染真中の一部。
登録面積は2,593.00㎡。

「夕日岩屋」の登録基準は岩石。
所在地は大分県豊後高田市田染小崎の一部。
登録面積は8,116.00㎡。

今回、正式に登録されれば、国の登録名勝への登録は、同市内では3・4件目、大分県では9・10件目となる。