【ニュース】 みなかみ町、旧一葉亭を宿泊や飲食等の観光施設として活用する事業者をプロポーザル方式で公募 群馬県みなかみ町

2023.10.19
群馬県みなかみ町(阿部賢一町長)は、旧「一葉亭(旧ひがきホテル)」(群馬県みなかみ町)の対象施設を宿泊や飲食等の観光施設として活用する事業者をプロポーザル方式で公募する。
参加意向のある民間事業者を対象に現地見学会の参加申込の受付を2023年10月18日より開始した。

水上温泉街では、高度経済成長期の社員旅行・団体旅行ブームに合わせて大型温泉旅館・ホテルなどが続々と開業し、「関東の奥座敷」として隆盛を極めたが、個人旅行へとニーズが移行、大型施設の宿泊客が減少したことで、ホテル・旅館の廃墟化が課題となっているという。

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こうした中、同町では、地元住民、企業・団体等と共に地域課題解決型のまちづくりを進める「地域共創プロジェクト」を推進しており、2021年9月に東京大学大学院工学系研究科、株式会社群馬銀行、株式会社オープンハウスグループと「産官学金」包括連携協定を締結。
その一環として水上温泉街の廃墟再生に取り組んでおり、大規模な廃墟と化した同施設を中心に温泉街全体の活性化を目指す取組を進めている。

同施設は1948年に創業。
客室120室・収容人員650名を誇り、大宴会場や様々な施設を有する水上温泉地区有数のホテルとして知られていた。
しかし、バブル崩壊後は団体客が減少、1995年には大規模改修を実施したものの客数の減少は続き、スキー客の減少も重なったことで、経営状態が悪化。
その後、何度かの再生支援も試みられたが、2019年に閉業している。

建物は、本館・別館・新館・エネルギーセンター・従業員寮などに分かれ、建物面積の合計は約5,400坪。
敷地西側に商店街、東側に利根川、南側に町営駐車場・温泉公園があり、敷地の北方には谷川岳の眺望が広がる立地となっている。

現地見学会(要事前申し込み)の開催日は2023年11月1日~22日
、申込期間は2023年10月18日~31日。

公募の対象施設や活用方法、スケジュールなどは、同町のホームページを要参照。