【ニュース】 采女祭保存会、古都奈良の秋を彩る伝統行事「采女祭」を9月29日に開催、通常開催は4年ぶり 奈良県奈良市

2023.09.12
采女祭保存会(奈良県奈良市)は、古都奈良の秋を彩る伝統行事「采女祭(うねめまつり)」を中秋の名月にあたる2023年9月29日に開催する。
采女祭は、春日大社の末社・采女神社の例祭。
奈良時代に帝の寵愛が衰えたのを嘆き入水した采女の霊を鎮めるとともに人々の幸せを祈り、中秋の名月に行われている。
通常開催は4年ぶりとなる。

当日は、天平衣装をまとった総勢約200名の時代行列が市内を練り歩く「花扇奉納行列」よりスタート。
一行は17時にJR各線「奈良」駅を出発し、采女神社で春日大社神職による厳かな例祭(花扇奉納神事)を行った後、猿沢池(さるさわいけ)では采女の霊を鎮め、同時に人々の幸せを祈る「管絃船(かんげんせん)の儀」を行う。
池に浮かべた2隻の管絃船(龍頭・鷁首)がかがり火の下、雅楽を奏でながら回遊する様子は、王朝絵巻さながらだという。

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また今年は、特別事業として、花扇奉納神事と管絃船の儀の間に「采女ものがたり」と題し、うた語りの公演を猿沢池にて行うほか、奈良市内商店街周辺でのお月見スイーツ企画も予定している。

「采女祭(うねめまつり)」の開催日は2023年9月29日。
当日のスケジュールは、17時より花扇奉納行列(JR奈良駅~采女神社)、18時より例祭(花扇奉納神事、采女神社)、例祭終了後特別事業「うた語り」(猿沢池)、19時過ぎより管絃船の儀(猿沢池)。
開催場所は采女神社(奈良県奈良市樽井町)、交通は近鉄奈良線「近鉄奈良」駅より徒歩約5分、JR各線「奈良」駅より徒歩約15分。

特別事業「お月見スイーツ×采女祭」の開催期間は2023年9月26日~29日。
期間中は参加スイーツ店(13店舗予定)で企画対象の「お月見スイーツ」を含めた商品を税込1,000円以上購入すると、采女祭オリジナル絵馬(先着400枚限定)を進呈する。