【ニュース】 西鉄自然電力と北九州パワー、直方市とPPAを締結、汚泥再生処理センター「クリーンHitzのおがた」で屋根置き太陽光発電設備を利用した電力供給を開始 福岡県直方市

2023.09.07
西鉄自然電力合同会社(福岡市博多区、林田安弘代表)と株式会社北九州パワー(北九州市小倉北区、富高紳夫代表)は、オンサイトPPAモデル(発電事業者が需要家の敷地内に太陽光発電設備を発電事業者の費用で設置し、所有・維持管理をした上で発電設備から発電された電気を需要家に供給する仕組み)による電力供給契約を直方市(大塚進弘市長)と締結、汚泥再生処理センター「クリーン
Hitzのおがた」(福岡県直方市)での屋根置き太陽光発電設備を利用した電力供給を2023年8月31日より開始した。

同市を含む北九州都市圏域は2022年4月に脱炭素先行地域として選定されており、同市はSDGsやカーボンニュートラルの推進に取り組んでいる。
今回、再エネ発電事業のノウハウを有する西鉄自然電力、電力小売事業者の北九州パワーとのPPAの締結により、同センターへ太陽光発電由来の再エネ電力を供給することで、カーボンニュートラルの実現を目指す。

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同市の公共施設でのPPA第1号となる同取り組みでは、同センターの屋上部分に344枚の太陽光パネルを設置。
年間の想定発電量は19万1,306Kwhで、同センターで消費する電力の約15%をカバーし、年間で約73.1トンの温室効果ガスの排出量削減に貢献する見込み。

また、敷地内に蓄電池を設置し、非常時には太陽光パネルで発電した一部電力を蓄電池に貯め、避難場所となる会議室への供給も可能とする。
なお同取り組みは、西鉄自然電力としても再エネ発電事業の第1号完工案件となる。

西鉄自然電力では、今回の太陽光オンサイトPPA事業を皮切りに、太陽光発電等の再生可能エネルギーの活用による脱炭素化や防災力強化の推進を図るとともに、再生可能エネルギーを起点とした地域振興策に連携して取り組むという。