【ニュース】 東武鉄道、7月15日から運行を開始する新型特急スペーシア Ⅹのカフェカウンターで販売するクラフト珈琲の売り上げの一部を、日光エリアで活動するガイドの活動支援として活用 栃木県日光市

2023.07.03
東武鉄道株式会社(東京都墨田区、都筑豊社長)は、2023年7月
15日から運行を開始する新型特急スペーシア Ⅹの1号車の「コックピットラウンジ」内カフェカウンターで販売するクラフト珈琲の売り上げの一部を地域づくりに繋げる取り組み「TOBU RAILWAY X COFFEE PROJECT(クロスコーヒープロジェクト)」を実施する。

同取り組みは、同列車で販売するクラフト珈琲の売り上げの一部を活用し、日光エリアで活動する「栃木県通訳案内士協会」と「日光自然ガイド協議会」に所属するガイドに、スペーシアX車内でガイドとして活動する機会を提供、ガイドのスキルアップと利用促進を図るというもの。

日本では、一大観光地・日光であっても、顧客との接点を持つことの難しさや、低いプログラム単価等の構造的な課題から、ガイドの就業機会が十分確保されておらず、教育の問題だけでなく、生業として成り立ち難いといった問題も指摘されているという。

同社では、今回の同取り組みにより、「栃木県通訳案内士協会」と「日光自然ガイド協議会」に所属するガイドに活動する機会を提供することで、顧客との接点を創出。
旅の案内を通じ、ガイドのスキルアップを図ることで、地域課題となっている観光人材の育成に加え、観光客の旅の体験価値を向上させるほか、地域が取り組む環境配慮への理解促進に繋げ、観光地と観光客という一時的な関係ではない、地域と観光客が繋がる仕組みを構築するとしている。

「TOBU RAILWAY X COFFEE PROJECT(クロスコーヒープロジェクト)」の実施期間は2023年10月7日~2025年3月29日(予定)。
「栃木県通訳案内士協会」「日光自然ガイド協議会」所属ガイドが毎週土曜日のスペーシアX1号に「春日部」駅(8時25分発)から「東武日光」駅まで乗車する(手配の都合や諸般の事情によりガイドが乗車しない場合あり)。

なお、スペーシアⅩの1号車「コックピットラウンジ」内で販売するクラフト珈琲は、「日光珈琲」(有限会社風間総合サービス、栃木県鹿沼市、風間教司代表)が提供する。