【ニュース】 飛騨市、飛騨神岡のシンボル「神岡城」の展示内容を半世紀ぶりに全面リニューアル、学芸員が解説する映像展示に 岐阜県飛騨市

2023.04.04
飛騨市(都竹淳也市長)は、昭和45年に開館して以来、飛騨神岡のシンボルとして親しまれてきた「神岡城」(岐阜県飛騨市)の展示内容を半世紀ぶりに全面リニューアルし、2023年4月1日よりオープンした。

リニューアルオープンを記念し、2023年4月1日~5月31日の期間は、同施設と国名勝「江馬氏館跡庭園」への入館を無料とする。
併せて、道の駅スカイドーム神岡売店では、同日より神岡城の「ご城印」(先着限定100枚は飛騨市河合町産の山中和紙を使用)の販売を開始した。

「神岡城」は、江馬氏の城館跡の一つである東町城跡の櫓台後に、昭和40年代に建設された天守閣。
神岡の歴史に触れる展示として、寄贈された甲冑や町内で出土した遺物の展示等を行ってきたという。

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新たな展示では、中世に神岡を治めた武将・江馬氏の歴史や国史跡「江馬氏城館跡」に関する展示を中心に、神岡の歴史をより深く学べる内容とした。

今回の展示の特色は、神岡の歴史や武将・江馬氏の城跡の調査成果を紹介する映像展示。
飛騨市の学芸員が、1階から3階まで各フロアの解説内容を、わかりやすくナビゲートしている。
また、増加が見込まれる訪日外国人観光客にも対応するため、解説パネルや動画にはすべて英文解説を併記した。

飛騨市教育委員会事務局学芸員・大下永氏は「今回のリニューアルでは、国史跡・江馬氏城館跡の約半世紀にわたるこれまでの研究成果をわかりやすく紹介しています。ぜひ、飛騨神岡のシンボルである神岡城にたくさんの方に訪れてほしい。」とコメントしている。

「神岡城」の所在地は岐阜県飛騨市城ヶ丘1-1 、交通はJR高山本線「飛騨古川」駅より車で30分、または同駅より神岡方面行きのバスで40分の「神岡町西里」バス停下車後徒歩約15分。