【ニュース】 新幹線高速物流検討協議会、鹿児島県の鮮魚を福岡市内・大阪市内の飲食店等へ、注文から配送まで最速11時間で即日輸送する新たなサービスの試験運用を2023年2月28日まで実施 鹿児島県鹿児島市

2022.12.26
新幹線高速物流検討協議会(代表機関:九州旅客鉄道株式会社)は、鹿児島県の鮮魚を福岡市内・大阪市内の飲食店等へ、注文から配送まで最速11時間で即日輸送する新たなサービス「朝どれお魚新幹線 かごんまっ!便」の試験運用を2023年2月28日まで実施する。

同サービスは、産地と消費地をダイレクトにつなぎ、現状の流通での様々な課題を解決するもの。
新幹線物流の速さと定時性を活用し、生産者の販路拡大、物流従事者不足の解消など、社会問題解決にも寄与する物流モデルを構築できるよう取り組むとしている。

生産量日本一のブリやカンパチなど、全国有数の水揚げ量を誇る鹿児島県は、大消費地までの物流距離が長いことなどによる物流諸課題の解決を模索していたという。
こうした中、JR九州と鹿児島県では、同県産品の輸送に関し、昨年からスタートした「新幹線荷物輸送サービス」に着目し連携を検討、今年度、関係者が連携した同協議会を発足させている。

今回の同サービスでは、水産庁補助事業「令和4年度バリューチェーン改善促進事業」を活用、鹿児島県産の魚を鮮度を保ったままスピーディに届るため、生産者から輸送事業者、消費者(飲食店)までが一体となり、新しいバリューチェーン構築に取り組むという。

試験運用を実施する鹿児島発「朝どれお魚新幹線 かごんまっ!便」では、鹿児島を代表する鮮度が命の魚を中心に、夜0時までに注文→朝水揚げ→セリ→即出荷(新幹線)→店舗のルートで配送、当日配送が可能な新しい物流を活用した受発注オンラインショップで販売。
取扱鮮魚は、刺身用の新鮮なキビナゴ、シーズン最速の初ガツオ、高級魚アオダイ、生産量日本一のカンパチ・ブリ、バショウカジキ、キハダマグロ、深海エビなど。
注文期間は福岡が2022年12月23日15時~2023年2月28日0時、大阪が2023年1月15日15時~2023年2月28日0時。
配達エ リアは福岡市内、大阪市内(新大阪駅から車でおおよそ30分以内)の飲食店等。