【ニュース】 NTT都市開発など、開発中のホテル「voco大阪セントラル」の開業日を2023年5月30日に決定、木組みのデザインや「京町ビル」の面影で地域色を演出 大阪府大阪市

2022.12.23
NTT都市開発株式会社(東京都千代田区、辻上広志社長)と、グループ企業でホテル経営会社のUDホスピタリティマネジメント株式会社(東京都千代田区、佐山義幸社長)は、大阪市西区で開発を進めるホテル「voco大阪セントラル」(運営:IHGホテルズ&リゾーツ、本社:英国)で、開業日を2023年5月30日に決定した。

「voco」は、IHGホテルズ&リゾーツが展開するプレミアムホテルブランド。
NTT都市開発は、大阪各所を「めぐる」拠点となるホテルを目指し、同計画の開発を進めてきた。
ホテル周辺の大阪・京町堀エリアは、古くから商人が市場を開き、歴史的に賑わってきた場所。
同ホテルでは、四ツ橋筋に面した部分に開放的なレストランを設け、そのファサードにはガラスカーテンウォールを採用、通りの賑わいと一体感を持たせるとしている。

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2層吹き抜けの低層階では、ホテルのブランドカラーを配した螺旋階段が空間の連続性を、かつての京町堀に建ち並んだ蔵に着想を得た木組みのデザインが空間の一体感を演出。
木組みのデザインには、新たに加工された木材に加え、戦前の民家等で実際に使われていた柱・梁を再利用した古木を採用した。
また、かつてこの地にあった「京町ビル」で実際に使われていた外装レリーフや郵便受け、扉などを館内アートや外壁に再利用し、大正時代に建てられた「京町ビル」の面影も残しているという。

客室は、30㎡台を中心とした全191室。
付帯施設には、レストラン・カフェ&バー・フィットネスジム・ミーティングルームを設置する。

レストランでは、世界的なファイブスターホテルで研鑽を積んできたイタリア人シェフを総料理長に迎え、地元食材を使用した地域性を感じさせるメニューを、ライブ感あふれるショーキッチンから提供するという。

客室内では、バスアメニティのミニチュアボトルを廃止、リサイクル素材を使用した寝具や、節水タイプのシャワーヘッド、木製カードキーを採用。
レストランでも竹製の食器を採用するなど、環境に配慮したサービスを提供するとしている。

「voco大阪セントラル」の所在地は大阪市西区京町堀1丁目7番1号。
敷地面積は約1,200㎡、延床面積は約1万600㎡。
構造・規模は鉄骨造・地上13階。
客室数は191室。
開業は2023年5月30日(予定)。
事業主はNTT都市開発株式会社、ホテル経営はUDホスピタリティマネジメント株式会社、ホテル運営はIHGホテルズ&リゾーツ。