【ニュース】 日揮グループと浪江町、陸上養殖実証施設の立地に関する基本協定を締結、浪江町北産業団地内で2024年にサバの生産開始を予定 福島県浪江町

2022.10.05
日揮ホールディングス株式会社(横浜市西区、佐藤雅之会長)傘下で設計・調達・建設事業会社の日揮株式会社(横浜市西区、山田昇司社長)と日揮子会社のかもめミライ水産株式会社(福島県浪江町、臼井弘行代表)は10月4日、福島県浪江町(吉田栄光町長)と、陸上養殖実証施設の立地に関する基本協定を締結した。

日揮グループでは今年5月、日揮が設立した「かもめミライ水産」が2022年冬から浪江町で養殖施設の建設を開始することを発表したが、今回、建設場所が浪江町北産業団地に決定、日揮・かもめミライ水産・浪江町の3者で基本協定を締結するに至ったとしている。

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協定締結式は、10月4日13時30分より浪江町役場で開催。
日揮の山田昇司社長、かもめミライ水産の臼井弘行代表、浪江町の吉田栄光町長のほか、かもめミライ水産のパートナー企業・いわき魚類株式会社(福島県いわき市)の鈴木健寿社長が出席した。

かもめミライ水産は、2024年より浪江町北産業団地内の養殖施設で、生食向けに需要が高まっているサバの生産開始を目指す。
生産したサバは、地元水産業の活性化に加え、同町の新たな特産品となるよう、同町やいわき魚類と連携しながら、福島県内をはじめ東日本を中心に広く流通させる予定だという。

陸上養殖実証施設の所在地は福島県浪江町北産業団地。
敷地面積は7,900㎡。
生産開始は2024年、生産目標は年間60トン(2027年目途)。