【ニュース】 日本GLP、先進的物流施設「GLP 尼崎Ⅳ」を着工、大手3PLの関通が専用施設として契約 兵庫県尼崎市

2022.08.09
物流施設の開発を手掛ける日本GLP株式会社(東京都港区、帖佐義之社長)は8月8日、延床面積約2万8,800㎡の先進的物流施設
「GLP 尼崎Ⅳ」(兵庫県尼崎市)の起工式を実施した。

同施設は、大手3PL(サードパーティーロジスティクス、物流部門を受託する第三者企業)の株式会社関通(兵庫県尼崎市、達城久裕代表)が着工前に賃貸借予約契約を締結、専用施設として稼働する。
投資総額は約81億円で、2023年10月の竣工を予定しているという。

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同施設は、阪神高速3号神戸線「尼崎西」ICより約700m、阪神高速5号湾岸線「尼崎末広」ICより約1.7kmに位置し、大阪市内・神戸市内に向けた広域配送が可能な立地。
また、阪神本線「尼崎センタープール前」駅より約1.0km(徒歩約13分)に位置し、路線バスの停留所も近いことに加え、住宅エリアも至近であることから、雇用の確保の面でも優位性があるという。

建物は、標準的な倉庫仕様に加え、空調を整える大型シーリングファンや、約100席の厨房付きレストランなどを設置。
エントランス付近には、木や緑などの自然の要素と自然光を取り入れ、明るい印象の空間デザインとする。

さらに、耐震性能の高いブレース材を採用し、安全性を確保するほか、浸水や液状化対策を講じ、高い事業継続性を確保する。
環境面でも、自家消費型の太陽光発電の設置を検討するほか、全館のLEDや緑化エリアの整備などを通じ、環境に配慮した施設運営を目指すという。

「GLP 尼崎Ⅳ」の所在地は兵庫県尼崎市道意町6丁目36番1号。
敷地面積は約1万4,200㎡、延床面積は約2万8,800㎡。
構造・規模は耐震RC・S造、地上4階建て。
竣工は2023年10月(予定)。