【ニュース】 完全予約制のブルーベリーの摘み取り観光農園「Blueberry HILLS あつぎ」が6月18日にグランドオープン、あえて鉢植えで栽培、減農薬にも注力 神奈川県厚木市

2022.06.09
2022年6月18日、ブルーベリーの摘み取り観光農園「Blueberry HILLS あつぎ」(神奈川県厚木市、渡辺豊園主)がグランドオープンする。
同園の渡辺園主は、農業へ新規参入する際の5つの障壁「農地」「資金」「技術」「稼ぎ方」「古い慣習」を乗り越える方法を模索し、2021年7月に同園をプレオープン。
開園前から、ブルーベリーの魅力を伝えるための活動も積極的に行ってきたという。

同園のブルーベリーは、おいしさにこだわり、土ではなく、あえて鉢植えで栽培。
スポンジ状のものを鉢の中にしき詰め、養液を満たすことで、ブルーベリーの原産地・アメリカの土壌環境を再現し、本来のおいしさを引き出すとしている。

また、電解水を使用した減農薬栽培にも注力。
農作物によっては、数十回以上の農薬散布がされているが、電解水のイオンの力で病害虫を防ぎ、年に1~2回の農薬使用に抑えることに成功したという。

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一般的にブルーベリーは、小粒で酸味に特徴のある果物だと思われてきたが、本来のブルーベリーは「甘み」「酸味」「香り」を味わえる果物。
ブルーベリーは追熟しない果物のため、スーパーなどの小売店には、完熟した果実が流通されない事情があり、粒の大きさも100円玉サイズのものから、品種によっては500円玉サイズまで大きくなるものもある。

同園では、店頭では売られていない、完熟した本当のブルーベリーを味わうことで、これまでの既成概念を変える体験ができるという。

また、ブルーベリーを味わった後は、冷んやりとしたブルーベリースイーツドリンクを4種類を用意。
神奈川県産牛乳100%使用の「ブルーベリーミルク」、酸味と甘味のバランスにこだわった「ブルーベリーヨーグルト」、魔法の粉を振りかけると青から紫に色が変化する「ブルーベリーサイダー」、シャリシャリの食感がクセになる「ブルーベリーフラッペ」が味わえる。

なお同園は完全予約制のため、バスで観光客が押し寄せるような観光農園とは異なり、密を避けながら自然の中でゆったりとした時間を過ごすことが可能。
旬は6月~8月で、約80種類の品種を栽培、来園するタイミングによって様々な味わいを楽めるとしている。

「Blueberry HILLS あつぎ」の所在地は神奈川県厚木市上荻野
2500近郊農地。