【ニュース】 北海道開発局旭川開発建設部とヤマト運輸、「道の駅」を拠点とした中継輸送実証実験の結果を発表 北海道旭川市

2022.04.14
北海道開発局旭川開発建設部(北海道旭川市)とヤマト運輸株式会社(東京都中央区、長尾裕社長)は、2021年11月に実施した、「道の駅」を拠点とした中継輸送実証実験について、このほどその結果を取りまとめた。

同実証実験は、道北地域で物流事業者が連携し、幹線道路沿いに立地し休憩機能等を有する「道の駅」の特性を活かした中継輸送実証実験により、「労働環境の改善」「輸送費用の低減」「環境への負荷の軽減」の効果を検証したもの。
生産空間での物流サービスの維持への貢献を確認したという。

「労働環境の改善」では、中継輸送と荷物集荷のタイミングを合わせることにより、トラックドライバー1人あたりの運転時間・拘束時間が削減され、長時間運転の発生を回避するなど労働環境を改善。
これにより、厚生労働省によるトラックドライバーの労働時間等の改善基準を満たし、2024年からスタートする時間外労働時間の上限規制内に改善できたとしている。

「輸送費用の低減」では、トラックドライバーの運転時間・拘束時間の短縮により、人件費・トラックの燃料費・高速道路の料金等を合わせた輸送費用を約45%低減。

「環境への負荷の軽減」では、トラックからのCO2排出量を約
50%軽減、カーボンニュートラルへの取組に貢献可能としている。