【ニュース】 三菱地所と中川政七商店、開発中の「TOKYO TORCH」で各都道府県出身の学生が自らの地元をPRする47都道府県地域産品セレクトショップの新プロジェクト「アナザー・ジャパン」を始動 東京都千代田区

2021.12.10
三菱地所株式会社(東京都千代田区、吉田淳一社長)と株式会社中川政七商店(奈良県奈良市、千石あや社長)は、三菱地所が東京駅日本橋口前の常盤橋街区で開発を進めている「TOKYO TORCH」(東京都千代田区)で、各都道府県出身の学生が自らの地元をPRするために47都道府県地域産品セレクトショップを経営する新プロジェクト「アナザー・ジャパン」を始動する。

同プロジェクトのコンセプトは、「私たちがつくる、もうひとつの日本」。
学生が地方に赴き、仕入れや収支管理、店舗づくり、プロモーション、接客を自ら考えて実践する、新たな教育モデルを展開する。
また学生と地元企業をつなぐことで、地方での就職・起業など、東京から日本各地への新しい価値還元の仕組みも創出するという。

同プロジェクトが目指すのは「日本の未来をつくる人材の輩出」。
2021年12月9日より第1期生の募集を開始しており、採用・教育を経て、2022年8月に約40坪の第1期店舗を「TOKYO TORCH」D棟1階に開業する。

学生への教育過程では、経営・小売などに関する基礎知識のレクチャーのほか、仕入・調達など店舗立ち上げ、プロモーション・接客販売などの運営、終了後の振り返りなど、それぞれ数か月タームのカリキュラムを予定しているという。

第1期店舗(2022年8月開業予定)は、訪れるたびに変化する「ライブ感」が特長。
日本全国を「北海道・東北」「中部」「関東」「近畿」「中国・四国」「九州(沖縄含む)」の6ブロックに分け、2か月ごとに特集地域を切り替える。
例えば「北海道・東北」特集では、同地域出身の学生が店舗を立ち上げ・運営を担い、学生が地元をPRするため、現地で悩み想いを込めてセレクトした地域産品が並ぶ物販ゾーンにカフェ(学生ではなく別事業者が運営予定)を併設。
また各地の風土を感じる展示・お祭り・店内装飾など、手軽に産地旅が楽しめるようにするという。

なお、2027年度には約400坪の第2期店舗を「Torch Tower」に開業する予定。