【ニュース】 パナソニックと富士急行など、「顔認証デジタルパス」を使用したMaaS「手ぶら観光サービス」の実証実験を11月~12月に富士五湖周辺エリアで実施 山梨県富士吉田市

2021.10.28
パナソニックシステムソリューションズジャパン株式会社(東京都中央区、片倉達夫社長)・パナソニック株式会社コネクティッドソリューションズ社(東京都中央区、樋口泰行社長)・富士急行株式会社(山梨県富士吉田市、堀内光一郎社長)・株式会社ナビタイムジャパン(東京都港区、大西啓介社長)の4社は、「富士山エリア観光DX革新コンソーシアム」を立ち上げ、富士五湖周辺エリア全体の回遊性を向上する観光型MaaS「手ぶら観光サービス」の実証実験を2021年11月1日~12月31日に富士五湖周辺エリアで実施する。

同サービスは、周遊eチケット「富士五湖 顔認証デジタルパス」で、エリア内に点在する複数の観光施設と交通機関(周遊バス・鉄道)での入場や決済が顔一つでシームレスに利用できるというもの。
「富士五湖 顔認証デジタルパス」は、AIによる来場者予測に基づくダイナミックプライシングで販売する。

同実証実験は、観光庁が主導する「これまでにない観光コンテンツやエリアマネジメントを創出・実現するデジタル技術の開発事業」の一環。
後援として、富士吉田市、富士河口湖町、鳴沢村、忍野村、山中湖村、一般社団法人富士五湖観光連盟が参画する。

顔認証を活用することで紙のチケットやスマートフォンの提示が不要になるため、エリア全体のスムーズな移動による回遊性向上と、非接触で安心・安全な観光の両立を実現するほか、同実証実験で蓄積されたデータ(入場ログ等)を活用し、対象施設への利益配分を実現する新たな地域観光モデルの構築も目指す。

顔認証による入場が可能な施設は、富士急ハイランド(FUJIYAMAタワー含む)・フジヤマミュージアム・ふじやま温泉・富士山パノラマロープウェイ・河口湖遊覧船・富岳風穴・鳴沢氷穴・忍野 しのびの里・山中湖遊覧船の9ヶ所。
顔認証による乗車が可能な交通機関は周遊バス4路線・富士急行線(鉄道5駅、河口湖駅~下吉田駅間)。

「富士五湖 顔認証デジタルパス」の対象期間は2021年11月1日~12月31日。
利用期間は、対象期間中、チケット購入時に指定した日とその翌日の2日間有効。
販売価格はダイナミックプライシングにより変動(税込)、大人(中学生以上)が6,300円~1万円​、小人(小学生)が4,600円~7,300円。