【ニュース】 オリックスグループと東京大学、会津若松市で再生可能エネルギーの地産地消の取り組みに向けた共同実証実験を開始 福島県会津若松市

2021.10.14
オリックス株式会社(東京都港区、井上亮社長)とオリックスグループ各社、国立大学法人東京大学大学院工学系研究科(東京都文京区、染谷隆夫研究科長)は、会津若松市で再生可能エネルギーの地産地消の取り組みに向けた共同実証実験を開始する。

オリックスと東京大学は、2019年9月よりブロックチェーン技術を活用した、電力の供給から消費に至るまでの履歴を証明するトラッキングシステムについて研究を開始。
今回は、トラッキングシステムとAI技術を活用し、施設の電力需要と地域内の再生可能エネルギーによる発電量の需給予測モデルを開発する。

同実証実験では、オリックスグループが運営する温泉旅館「会津・東山温泉 御宿 東鳳」(福島県会津若松市)で、使用電力実績の変化をAIで分析し、ホテルの稼働率や気象条件などによる電力需要を予測。
また、自然条件によって出力が変動する市内の太陽光や風力発電施設での発電データなども取得、供給量を予測した上で、需要側と供給側との電力の直接取引やマッチング(ひもづけ)の検証も行う。

同実証実験を通じ、東京大学のトラッキングシステム研究の知見、オリックスグループの再生可能エネルギー発電所の管理運営ノウハウ・IoTソリューション技術・不動産施設の運営・EV車両の運用などの経営リソースを活用し、需要家のニーズに合わせた、付加価値のある再生可能エネルギー電力供給サービスの実現を目指す。