【ニュース】 ユーグレナ、佐賀市に研究用農地「サステナブルテック・ファーム」を開設、微細藻類ユーグレナを介した資源循環型農業を目指す 佐賀県佐賀市

2021.04.27
株式会社ユーグレナ(東京都港区、出雲充社長)は4月26日、佐賀市に研究用農地「サステナブルテック・ファーム」を開設した。
これまで発表してきた液体肥料や培養土に続き、肥料の研究を推進、微細藻類ユーグレナを介した資源循環型農業の実現を目指す。

同社は、佐賀市などとの共同研究事業「B-DASHプロジェクト」(国土交通省の下水道革新的技術実証事業)で、佐賀市下水浄化センターより提供される下水中の未利用資源を活用した微細藻類ユーグレナの培養研究を行ってきた。
今回開設した同施設では、同事業の成果をベースに培養した微細藻類ユーグレナを原料として肥料を生産する。

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同施設での予定農作物は、基礎実験段階ではコマツナやホウレンソウ、発展段階では作物の機能性を評価することのできる唐辛子やカラハリスイカなど。

また同社はこれまで、小橋工業株式会社(岡山市南区、小橋正次郎社長)と共同で肥料や培養土の開発に取り組んできた。
同施設でも、引き続き小橋工業と開発中の肥料の評価検証等を実施するとしている。

「サステナブルテック・ファーム」の所在地は佐賀県佐賀市西与賀町大字高太郎。
面積は2,000㎡。