【ニュース】 小田急電鉄と東京地下鉄、新宿駅西口地区の開発計画の概要を発表、地上48階、オフィス機能・商業機能などによる大規模開発 東京都新宿区

2020.09.11
小田急電鉄株式会社(東京都渋谷区、星野晃司社長)と東京地下鉄株式会社(東京都台東区、山村明義代表)はこのほど、両社が事業主体となる新宿駅西口地区の開発計画(東京都新宿区)の概要を発表した。

同計画地は、1日約380万人という、世界一の乗降客数を誇る新宿駅の西口に位置。
同計画では、2019年12月に都市計画決定された新宿駅直近地区土地区画整理事業と一体となって、駅とまちの連携を強化する重層的な歩行者ネットワークやにぎわいと交流を生み出す滞留空間を整備するとともに、災害時の帰宅困難者支援等による防災機能の強化、最新技術の導入等による環境負荷の低減に取り組む。

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計画建物は地上48階・高さ約260mで、高層部にはハイグレードなオフィス機能、中低層部には新たな顧客体験を提供する商業機能を備え、新宿グランドターミナルの一体的な再編を象徴する大規模開発となる。
また、オフィス機能と商業機能の中間フロアには、新宿の特性を生かし、来街者と企業等の交流を促すビジネス創発機能を導入することにより、イノベーションの創出を図るとともに、低層部にはビジネス創発の情報や、新宿をはじめとした小田急沿線・東京メトロ沿線等の情報を発信する機能を設けるという。

今後は、東京圏の国家戦略特別区域の都市再生プロジェクトとして、内閣総理大臣による区域計画の認定に向け、東京都と新宿区の都市計画審議会や国家戦略特別区域会議等の手続きが進められていく予定。

計画地は東京都新宿区新宿三丁目および西新宿一丁目各地内。
敷地面積は約1万5,720㎡、延床面積は約28万1,700㎡。
階数は地上48階・地下5階。
主要用途は商業・業務・駅施設等。
着工は2022年度(予定)、竣工は2029年度(予定)。