【ニュース】 淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業、市街地再開発組合を設立、大和ハウス工業・住友商事・関電不動産開発が地権者・参加組合員として参画 大阪府大阪市

2020.08.07
「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業」(大阪市中央区)は、2020年7月17日に市街地再開発組合の設立認可を受け、2020年8月6日に総会を開催、「淀屋橋駅西地区市街地再開発組合」(福本大介理事長)を設立した。

同事業では、大和ハウス工業株式会社・住友商事株式会社・関電不動産開発株式会社が地権者・参加組合員として参画しており、今後も引き続き再開発組合とともに同事業を推進する。

同地区は、御堂筋の玄関口に立地する約1.7haの区域で、北側は中之島地区に隣接。
同事業の施行により、敷地・建物を共同化、大阪の国際競争力の強化に資するハイグレードなオフィスを整備するとともに、低層部には御堂筋の上質なにぎわいを創出する商業機能を導入、水辺の新たなにぎわいを創出する環境整備を行い、環境負荷低減や防災性の向上に資する建物を整備する。

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ハイグレードオフィスの整備では、大街区化によるワンフロア貸室面積1,000坪を超える大阪最大規模のオフィス空間、土佐堀川や御堂筋の眺望が得られる快適で潤いのある執務環境、充実したビジネスサポート機能の導入、非常用電力をはじめ高いBCP性能などを整備する。

低層部(1階・2階)には、御堂筋の玄関口にふさわしい商業店舗を導入し、歩行者空間と一体となった風格あるまちなみと上質なにぎわい空間を創出。
地下鉄「淀屋橋」駅と地下接続し、バリアフリー化・利便性向上を図るとともに、駅から連続した、ターミナルにふさわしい地下商業空間によるにぎわいを創出する。

水辺の新たなにぎわい拠点の創出と回遊性の向上では、御堂筋に面した高さ50ⅿの基壇部屋上階(地上11階)に、一般の人も利用できる眺望空間(基壇部屋上庭園、カフェラウンジ等)を整備し、中之島を一望できる新たなVIEW SPOTを創出。
土佐堀通側の敷地内のオープンスペース整備や、土佐堀川に面した水辺の溜まり空間など大川町公園の再整備により、エリアのシンボルとなる水辺の新たなにぎわい拠点を創出するとともに、中之島を中心とした水辺の回遊性の向上を図る。

環境・防災・エリアマネジメントでの先導的な取り組みでは、街区を跨いだエネルギーの面的利用(融通)や再生可能エネルギーの導入により、エリアとしての環境負荷低減を図る。
災害時の周辺街区や公共空間への非常用電力の融通や帰宅困難者が一時滞留できる環境整備(スペース、備蓄等)により、「淀屋橋」駅を中心としたエリアの防災性能向上を目指すという。

「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業」の所在地は大阪市中央区北浜4丁目1番他。
施行者は淀屋橋駅西地区市街地再開発組合。
施行地区面積は約1.7ha、敷地面積は約7,200㎡、延べ面積は約
13万1,800㎡。
主要用途は事務所・店舗・駐車場等。
階数・建物高さは地上28階地下2階・約135ⅿ。
事業スケジュールは、2019年8月に都市計画決定、2020年7月に淀屋橋駅西地区市街地再開発組合設立認可、2021年に権利変換計画認可(予定)・工事着手(予定)、2025年に建物竣工(予定)。