【ニュース】 カルビー、広島市佐伯区に同社最大規模となる10万㎡の新工場を建設、既存2工場を移転・集約 広島県広島市

2020.05.26
カルビー株式会社(東京都千代田区、伊藤秀二社長)は広島市佐伯区に新工場を建設する計画を決定、5月20日に同県と立地協定を締結した。

新工場は、広島港五日市地区の新規造成地に所在し、面積は同社最大規模となる10万㎡。
将来的には、既存2工場(何れも広島県廿日市市)の機能を新工場に移転・集約する計画だという。

2023年4月にスタートする第1期計画で建設する新工場は、2024年4月の操業開始を予定しており、現在の広島西工場の機能が移転する。
既存施設の老朽化への対応に加え、商品需要の拡大や労働力不足に対応するため、設備の自働化や生産効率の向上を進めるほか、省エネルギーによる環境負荷の低減も図るとしている。

新工場は、既存商品の生産に留まらず、デジタルトランスフォーメーション(DX)等の先端テクノロジー導入による技術開発や新商品の創出など、最新鋭マザー工場の役割も担う。
得られた成果を他工場の生産現場にも展開することで、グループ生産部門全体の競争力向上を目指す。

また、創業の地である同県で、人財の育成や顧客とのコミュニケーションを深める拠点としての活用も計画しているという。

新工場の所在地は広島市佐伯区五日市港1丁目。
敷地面積は10万㎡。
投資額は土地が約37億8,000万円、建物は未定。
着工時期は2023年4月(予定)、操業開始時期は2024年4月(予定、第1期計画:広島西工場移転・拡張)・2037年以降(第2期計画:広島工場移転集約)。
主な製造商品はポテトチップス、スナック、新規事業の製品等(予定)。