【ニュース】 OKIと伊那市、移住希望者の疑問にタイムリーに自動回答する「AIチャットボット」の実証実験を開始 長野県伊那市

2020.03.24
沖電気工業株式会社(東京都港区、鎌上信也社長)と伊那市(白鳥孝市長)は3月23日、移住希望者の疑問にタイムリーに自動回答する「AIチャットボット」の実証実験を開始した。

現在、同市では移住希望者への対応として「空き家バンクを利用した移住者への住居支援」や「移住者への補助金制度」など、様々な移住定住施策を実施しているが、その発信チャネルがホームページや市関係の窓口に限定され、さらに閉庁時には移住希望者からの相談受付ができない状況にあるという。

同社では、同市のこうした課題を解決するため、人と自然な対話を実現するAI対話エンジン「Ladadie®(ラダディ®)」を活用し、同市と移住希望者を繋ぐ「AIチャットボット」を開発。
移住希望者は、SNSを利用して移住に関する問い合わせを行い、AI対話エンジンを搭載したチャットボットによる最適な回答を受け取ることが可能となる。
同市は、閉庁時の夜間や土日祝日を含めた24時間対応を可能とすることで、移住希望者へのサービス品質の向上を目指す。

また引き続き、蓄積した問い合わせ履歴を精査した上で「AIチャットボット」に学習させることで、質問に対する回答をさらに充実させるという。