【ニュース】 YKK APとリューケンハイム、戸建性能向上リノベーション実証プロジェクト「信州 小諸の家」を竣工、新築を超える「断熱」「耐震」性能 長野県小諸市

2020.03.13
YKK AP株式会社(東京都千代田区、堀秀充社長)は、デザイン住宅の設計・施工を手掛ける株式会社リューケンハイム(長野県佐久市、髙橋典久社長)と共働、このほど中古戸建住宅の性能向上リノベーションを実証するプロジェクト「信州 小諸の家」(長野県小諸市)を竣工した。

同物件は、築45年の木造住宅を、「断熱」と「耐震」の性能向上にこだわり、一般的な新築住宅の性能を上回るレベルへとリノベーションしたもの。
今後は、両社のコンセプトモデルハウスとして事業者や一般向けに公開し、「性能向上リノベーション」のノウハウ提供や、地域への情報発信に活用する。

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同物件では、YKK APで最も断熱性能の高い高性能トリプルガラス樹脂窓「APW(エーピーダブリュー)430」や、冬場の日射熱を取り込む高断熱の大開口スライディング窓「APW(エーピーダブリュー)511」を採用。
長野の厳しい冬場でも、室内の体感温度が概ね13℃を下回らない健康で快適な居住空間により、ヒートショックリスクを軽減し、年間冷暖房費も6割以上削減可能な高い省エネ性能を有しているという。
耐震性能向上ではYKK APの開口部耐震商品「FRAMEⅡ(フレームツー)」を採用した。

さらに、長野の自然を活かし、建物だけではなく「庭空間」もリノベーション。
建物からの眺望や、庭へのアクセスをプランニングに盛り込むことで建物の間取りも大幅に変更したという。

「信州 小諸の家」の物件所在地は長野県小諸市与良町。
敷地面積は268.73㎡、延床面積は94.01㎡。
構造・規模は木造在来軸組工法・2階建。
既存建築年は1974年、改修工事期間は2019年8月~2020年3月。