【ニュース】 磐田市とヤマハ発動機、低速自動運転車両を使用した公道実証実験を7月より開始 静岡県磐田市

2019.06.28
磐田市(渡部修市長)とヤマハ発動機株式会社(静岡県磐田市、日髙祥博社長)は、低速自動運転車両を使用した公道実証実験を7月より開始する。

同実証実験は、両者が昨年10月に締結した「磐田市内での低速自動運転技術に関する実証実験についての連携協定」に基づくもの。
自動運転システムの機能評価と課題把握、低速自動運転車の社会実装に向けた走行環境の検討を目的としている。

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同市の渡部市長は「人口減少・少子高齢社会の到来により、地域の足を支える公共交通の運営環境は一層厳しくなることが予想されている。実証実験により、低速自動運転技術が確立され、地域公共交通の問題解決と市民生活の利便性向上の一翼を担うものとなることを期待する。」と語る。

一方、同社の日髙社長は「自動運転も可能な『ゆっくり走るランドカー』をラストマイルの移動ソリューションとして提供することで、ロースピードモビリティの可能性を拡げ、中山間地域や過疎地域での公共交通の維持やドライバーの高齢化など、顕在化する様々な交通課題の解決に貢献することを目指す。」と話している。

実験期間は2019年7月より2年間。
実験場所はJR「御厨」駅(開業予定)周辺。
走行ルートの距離は最長4.2km。
実験車両は電動小型低速車両(公道走行仕様ランドカー)。